2007年4月4日水曜日

誤った情報を放送したことのお詫び

 ある番組の捏造について、その経緯を調べた内容と、今後同じような問題を起こさないためにどうすべきかについて語られた番組が放送されました。科学的根拠に乏しいことがらについて、データをでっち上げて放送したものが複数あったことが示されていました。番組を見て、今回の事件の原因として、確かな情報を伝えるという根本的な姿勢が当事者に欠けていたという印象を受けました。
 その番組を見終わって、ふと引っ掛かりを感じたことがあります。そもそも数多く放送されているCMにおいて、そこで与えられる情報が捏造されたものではないにしろ、効果や効能などは不明確で、商品のイメージのみが伝えられるだけのものが放映されて、その影響を受けて視聴者がものを買ってしまっているという現実です。消費者が、確かな情報を得たり、ものをしっかり考えないで商品を買ってくれるという前提でCMが放映されているとすれば、「確かな情報を提供するという根本」の根本そのものから問わなければならないのかもしれません。

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