入門!システム思考
枝廣淳子+内藤耕 著 講談社現代新書1895
個別の要素そのものではなく、要素のつながりを重視し、構造を理解することを「システム思考」として提唱し、具体例を元に、その思考の有効性と、その思考をするためのコツが紹介されています。いろいろなものを合わせてプロデュースしていくことで世の中が面白くなると考えている私自身にとっては、まったく我が意を得たりという内容が書かれています。まさしく、ここに書かれているシステム思考を多くの人が身につけていくことが大事だと思います。
ちなみにこの本の主な流れとはそれますが、文中に、副作用というものはなく、すべて作用なのだというような主張が書かれていて、それについては、眼からうろこが落ちるような感じで、とても新鮮な印象を受けました。
面白い本で、一読をお勧めします。
が、文字が大きく文章量は少なく、
現代新書もとうとうこの大きさの文字になるのかと
新書本の出版ラッシュの戦いの厳しさを感じます。