<映才教育>時代 映画の学校はどこにでもある!
岡博大 著 フィルムアート社
2005年に登場した東京藝大の映像研究科の設立当初の話が、
前半部分に書かれているので、そのことが書かれた本なのかと思いながら
読み進めると、そうではなく、さまざまな映画に関わる人々への取材に
基づく内容が紹介されています。
さまざまな立場の方々が紹介されているので、
映画製作を取り巻く世界の現状を幅広い観点から見ることができ、
また、今後どのようになっていくかを考える上でのヒントが散りばめられています。
最後の部分では建築家の隈研吾さんも紹介されていて、
建築と映像の関わりについても考えさせられます。
形ある学校の紹介というより、
映画製作を学んでいくプロセスが
多様であるということが示されている本です。
0 件のコメント:
コメントを投稿