接合部の重要性 その1
プロデュースするというカタカナ用語を、これ以外の日本語に置き換えることは、なかなか困難なことです。生産すると置き換えることもピンときません。
私自身は、合わせるという言葉が置き換えのキーワードになると考えています。
プロデュースするということは、いろいろなものを合わせて新たなものをつくり出すことであると理解しています。
ものの合せ方にはいろいろあり、合わせるという言葉がつく言葉もいろいろあります。
重ね合わせる、つなぎ合わせる、組み合わせるなど。結構たくさんあります。
このブログでも、前に、ざっと思いつくだけでもこれぐらいはありますという書き込みを載せました。
いろいろな素材を集めて、それらを合わせて作り上げるというプロセスは、
建築の構造を形あるものにする上でも重要です。
建築をつくる部品のことを部材と呼びます。
鉄骨や木材などを柱(垂直な材)や梁(水平材)として用いるとき、
それぞれの部品を部材と呼びます。
鉄筋コンクリートは、鉄筋のまわりをコンクリートで覆って固めたものであるために、
一体式などといわれるもので、しっかりと作られたものであれば、柱と梁の継ぎ目などもありません。
しかし、鉄骨や木材で組み立てられるタイプの構造物には、それぞれの部材をつなぐ接合部が必ずあります。
構造設計をする上では、この接合部について考えることがかなり重要です。
(つづきは、いずれ、その2で)
0 件のコメント:
コメントを投稿