2007年7月24日火曜日

物理学者、ゴミと闘う

広瀬立成 著  講談社現代新書1887

レジのゴミ袋の節約は
石油の消費を抑えることに大いにつながるということ、
ペットボトルは
リサイクルされているから良いというようなものではないこと、
原子力のエネルギーに頼ることの是非についてなど、
環境の問題について考えるための材料を
数多く提供してくれています。

著者自ら、
町田市ごみゼロ市民会議の代表となっていらっしゃるそうです。
物理学の基本的な考え方を踏まえながら、
実践的な話が展開されています。

リサイクルしているから良いのだというような
間違った考えに陥らないためにも、
環境問題やごみのことについて
しっかり考えるためにも、
ぜひ読んでおきたい一冊です。

この本で述べられているような環境問題は、
これからの社会のあり方を考える上での
とても重要な問題なのですが、
今回の参議院選挙でも
大きな争点とならないということこそが、
実に大きな問題です。

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