サイバージャーナリズム論
歌川令三 湯川鶴章 佐々木俊尚 森健 スポンタ中村 著
ソフトバンク新書044
新聞などの既存のマスメディアが今後どうなっていくか?
ジャーナリストの定義は?
サイバー時代の新しいジャーナリストの姿は?その役割は?
というような疑問に対してそれぞれの著者が、
実情を語り、また自らの意見を述べています。
最終章での、歌川氏と公文俊平氏との対談の中で、
公文氏が、これからは「知民」の時代だと断言されていることに
共感を覚えます。
「知民」ジャーナリストはお金にならず、
職業としてのジャーナリストは成立しなくなるという示唆も
確信をついているものと感じます。
公文氏の意見では、
今後、知の共同体においては、お布施の経済学が主流になるとのことです。
ネット上での情報のやり取りの今後を考えていく上で示唆に富む一冊です。
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